［東京ウイスキー＆スピリッツコンペティション2023で金賞受賞！］
＜インポーターコメント引用＞
＜仕込み・発酵＞
原料はインチマリンなどのシングルモルトと同じ麦芽100％。発酵時間は92時間と非常に長く、蒸溜前のもろみはフルーティでリッチなフレーバーです。
＜カフェ式蒸留機＞
蒸留には「カフェ式蒸留機」を使用。フルーティなフレーバーを強調できるストレークネックスチルよりライトな酒質ですが、原料や発酵由来の風味も残すことができます。
＜赤外線トースト樽＞
6ヶ月間のフィニッシュには、直火トーストと赤外線トーストの2種類のアメリカンホワイトオークの新樽を使用。これにより、バニラを思わせるしっかりとした甘さが強調されています。特に赤外線トースト樽はスコッチウイスキー業界では珍しく、製品化しているのはロッホロ―モンド蒸溜所だけです。なお、蒸溜所には製樽工場が併設されており、2023年の「ICONS OF WHISKY」にて「クーパー オブザイヤー」を受賞したアンディ・ムーア氏がヘッドクーパーを務めています。
香りは、スミレの花、カシス、ブラックベリー、バニラの鞘、キャラメル、ダークチョコレート。味わいは、絹のような舌ざわり、リンゴ、ライム、バニラファッジ、ブラウンシュガー。余韻は滑らかで長く、ブラウンシュガー。
なぜグレーンウイスキーなのか？
モルト100％を原料としていますが、スピアヘッドはモルトウイスキーではなくグレーンウイスキーに分類されます。その理由は「カフェ式蒸留機」（連続式蒸留機）を使用しているから。スコットランドではポットスチルで蒸留しないとモルトウイスキーとは名乗れないのです。なお、一般的なグレーンウイスキーは専らブレンデッドウイスキー用に造られていて、小麦などの穀物が主原料で、蒸留機もより工業的なタイプを使うため、単体では味わいに乏しいものとなっています。
